大阪から日帰りOK!ご当地グルメを巡る美味しい旅7選
忙しい日常の中でも、ふと「美味しいものを食べに、どこかへ出かけたい」と思うことはありませんか?
実は大阪からでも、日帰りで気軽に行ける“グルメの宝庫”がたくさんあります。
少し足を伸ばすだけで、各地自慢のご当地グルメに出会えるのが関西・近隣県の魅力です。
例えば、福井県の越前おろしそばや、愛知県のひつまぶし、三重県の松阪牛など、どれも食通もうなる逸品ばかりです。
さらに、滋賀の人気スイーツや、兵庫・明石のローカルフード、岡山の冬の名物まで、ジャンルも味わいも多彩。
今回は、そんな大阪発の日帰りグルメ旅にぴったりの7スポットをご紹介。
食べて、感じて、旅気分も味わえる、ちょっと贅沢な1日を楽しんでみませんか?
【福井県】ピリッと爽快!越前おろしそばで味わう本物のそば文化

福井県を代表するご当地グルメといえば「越前おろしそば」。
たっぷりの辛味大根おろしと、削り節・刻みネギを添えた黒っぽくてコシのある田舎そばに、風味豊かなダシをぶっかけていただくのが主流のスタイルです。
さっぱりとした口当たりとピリッと刺激的な辛味がクセになり、福井県民の間では日常の食卓から婚礼の席まで登場するほど愛されています。
実は福井は、全国でも屈指の「そば王国」。
地域ごとに在来種のそばが守られ続け、石臼で丁寧に挽かれることで、香りと粘りのあるそば粉が生まれます。
その品質は「おいしいそば産地大賞2020」で全国グランプリを受賞するほどです。
越前おろしそばは、店ごとにダシや大根おろしの使い方に個性があり、食べ比べも楽しみのひとつ。
一杯の量はやや控えめなため、複数店舗をはしごする“そば巡り”もおすすめです。
大阪から電車や車で日帰り可能な距離なので、本格派のそばを求めて、福井にプチ旅してみませんか?
【愛知県】一杯で三度おいしい!名古屋名物「ひつまぶし」

名古屋グルメの代表格といえば、うなぎを贅沢に楽しめる「ひつまぶし」。
香ばしく焼き上げた蒲焼きを細かく刻み、小ぶりな木製のお櫃(ひつ)にご飯とともに盛り付けたこの料理は、ひとつで三度楽しめるのが魅力です。
まずはそのまま、うなぎの香ばしさと濃厚なタレの旨みをじっくり味わいましょう。
二膳目は、ネギやわさび、刻みのりなどの薬味を添えて爽やかな風味に。
三膳目は、熱々の出汁をかけてお茶漬け風にすれば、また違ったまろやかな味わいに変化します。
最後は、お気に入りのスタイルで自由に楽しんでといった具合です。
「ひつまぶし」という名は、お櫃に入ったご飯と鰻を「まぶして(混ぜて)」食べることから由来するとされ、明治時代のまかない料理が起源とも言われています。
現在では名古屋を代表する「ごちそう」として全国的な人気を誇り、店ごとにタレや出汁、薬味の工夫が光ります。
大阪からも新幹線や高速道路でアクセス良好なので、ちょっと贅沢な日帰りグルメ旅にぴったりです。
【三重県】一度は味わいたい「肉の芸術品」松阪牛の贅沢ランチ

日本を代表するブランド牛「松阪牛(まつさかうし)」は、その霜降りの美しさと、とろけるような食感で「肉の芸術品」とも称される存在です。
黒毛和種の未経産の雌牛に限定され、松阪牛生産区域で一定期間以上育てられたものだけが、この名を名乗ることができます。
甘くてコクのある脂は、融点が低く口の中でとろけるように広がり、他の和牛とは一線を画す上質な味わいです。
高級イメージの強い松阪牛ですが、実は松阪市内では4,000円前後で楽しめるすき焼きランチなどもあり、旅のご褒美にぴったり。
焼肉やステーキ、しゃぶしゃぶはもちろん、ハンバーグなどカジュアルなメニューでも、その美味しさはしっかり感じられます。
松阪牛の歴史は江戸時代にさかのぼり、但馬地方から連れてこられた雌牛が、三重・松阪の肥沃な土地で大切に育てられたのが始まりです。
戦後には品評会やブランド管理体制が整備され、全国にその名が広まりました。
せっかくなら本場・松阪市で極上の肉を堪能してみてはいかがでしょうか?
【滋賀県】焼きたての感動を体験!クラブハリエの絶品バームクーヘン

滋賀県近江八幡市にある「ラ コリーナ近江八幡」は、ふかふかの芝屋根が目を引く、スイーツ好き必訪の観光スポットです。
その中でも注目なのが、洋菓子ブランド「クラブハリエ」の焼きたてバームクーヘンです。
ガラス張りの工房で職人が丁寧に焼き上げる様子を間近に見たあとは、2階のカフェで出来立ての一品を堪能。
ほんのり温かく、ふんわり&しっとりとした食感は、思わず笑顔がこぼれる美味しさです。
バームクーヘンランキング1位になると話題の味わいは、ここでしか味わえない特別な体験です。
建物や自然との一体感も魅力で、写真映えも抜群!人気スポットなので、訪れるなら午前中が狙い目です。
大阪からも日帰りで行けるので、スイーツ旅にぴったりですよ。
【京都府】やさしい味に心ほぐれる、湯豆腐でほっこり京のひととき

京の街並みにしっとりと溶け込む料理「湯豆腐」は、シンプルながらも奥深い味わいで、京都らしさを感じられる一品です。
昆布を敷いた鍋でじっくり温めた豆腐は、やわらかくてふわりとした食感。
口に入れるとほんのり広がる大豆の旨味と、だしの上品な風味が体の芯まで染み渡ります。
醤油やポン酢、薬味を添えて自分好みに味わえるのも魅力です。
南禅寺の精進料理をルーツに持つと言われる湯豆腐は、肉や魚を使わないヘルシーな料理として、今なお世代を問わず人気です。
豆腐に使われる京都の名水は、ミネラル分が少なく豆腐をやわらかく仕上げるのに最適です。
秋冬の冷え込む季節に訪れれば、ほっこり温まる贅沢なランチタイムになること間違いなし。
人気店は混雑するので、早めの時間の訪問がおすすめです。
【兵庫県】ふわとろ食感がクセになる!明石の名物「明石焼」

兵庫県明石市のご当地グルメといえば、「明石焼」です。
見た目はたこ焼きにそっくりですが、生地にはたっぷりの卵と「じん粉(小麦粉から取り出したでんぷん)」が使われており、ふんわりとろける食感が魅力です。
焼き上がったら、かつおや昆布の風味がきいた特製のだしにたっぷり浸していただくのが明石流。
卵のやさしい甘みとだしの旨味が口いっぱいに広がり、一度食べると忘れられない味わいです。
明石焼は江戸時代の装飾品「明石玉」の製造過程で余った卵黄を有効活用する中で誕生したとされ、長年にわたり市民に愛されてきたソウルフードです。
明石市内には専門店が約70軒もあり、だしや生地の風味にこだわる個性派ぞろい。
食べ歩きやハシゴグルメにもぴったりです!
【岡山県】瀬戸内の恵みをまるごと堪能!日生名物「カキオコ」

岡山県備前市・日生(ひなせ)は、全国屈指のカキの産地として知られる漁師町です。
その日生で生まれたご当地グルメが「カキオコ」です。
プリップリの新鮮なカキをたっぷり使ったお好み焼きで、もともとは漁師が売り物にならないカキを地元のお好み焼き屋に持ち込んで焼いてもらったのがはじまりと言われています。
日生のカキは、焼いても縮まずジューシーで旨味たっぷり。
千切りキャベツとトロトロの生地、そして濃厚なソースとカキの相性は抜群です。
広島風でも大阪風でもない、日生ならではの焼き方で、外は香ばしく、中はふんわりもっちり。
一口食べれば、海の恵みがじんわり広がります。
町には多くのカキオコ専門店が立ち並び、食べ歩きも楽しみのひとつです。
冬から春にかけての旬の時期には、ぜひ足を延ばして味わってみたい逸品です。
まとめ
いかがでしたか?大阪から少し足を伸ばすだけで、こんなにも多彩なご当地グルメに出会えるのは、関西近郊ならではの魅力です。
どれもその土地ならではの素材や文化が詰まった味ばかりで、日帰りとは思えない満足感を得られるはず。
次のお休みには、気になるエリアへ“美味しい旅”に出かけてみてはいかがでしょうか?
グルメを目的にした小さな旅が、日常にちょっとした豊かさをもたらしてくれますよ。
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